2010年 02月 09日
未完成の布
|
全長2メートル以上の布に描かれた9種類の絵。
これも昆明で買った布で、藍染めされる前の蝋置き布。
この布を藍染めした後、湯で洗い流すと色が反転して、無地の部分が藍に、蝋をたらした黒い部分が白く残るであろうと思います。
蝋をたらした部分に触れるとそこが浮き上がっていて、その部分に作った人の思いがなんとなく伝わってきて、それは藍で染める前の未完成であるからこそ感じられるものだと思ってます。
ただ、この布を売っていたおばさんは、その衣装から貴州省出身の苗(ミャオ)人と思われましたが、貴州省でこのようなデザインの藍染めを見たことがないので、もしかしたら観光土産用に作られたのではないかな?と思ってます。
このちょっと現実離れした生き物たちや描くタッチが、なんとなくインドのミティラー画に似ているような気もしました。
この布を藍染めした後、湯で洗い流すと色が反転して、無地の部分が藍に、蝋をたらした黒い部分が白く残るであろうと思います。
蝋をたらした部分に触れるとそこが浮き上がっていて、その部分に作った人の思いがなんとなく伝わってきて、それは藍で染める前の未完成であるからこそ感じられるものだと思ってます。
by asiax
| 2010-02-09 22:34
| アジアのおみやげ