2010年 04月 17日
黒ザオ人の布
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ベトナム、ハノイのハンザイ通りにある間口の小さなアンティークショップで買った黒ザオ人の麻の布。14cm幅で長さは160cmあり、それに延々と鳥と幾何学模様の刺繍が施されています。
幾何学模様はどことなくいびつで、鳥の一羽一羽はバラバラで洗練された感じはしませんが、そこにこれを作った女性の不器用さというか人間味が感じられました。
また、これは私の憶測に過ぎませんが、これをつくった女性は、日々の暮らしの中で見つめている家畜の鶏や家鴨、田畑に集まる野鳥たちを見続ける中で、それぞれが姿や大きさ、性格が違うというのを見抜いて、それでわざと同じ大きさや形にならないように刺繍したのではないか、と思ってます。
この布の用途ですが、店の方はleggingと紹介しましたので、スパッツのように足の保護や保温の用途で使われていたのではないかと思います。
黒ザオ人はベトナム北部のホアビンやイェンバイに暮らしているそうですが、道路の整備や時代の変化の中でleggingを身につける必要性もなくなり、廃れつつあるもののようです。
また、これは私の憶測に過ぎませんが、これをつくった女性は、日々の暮らしの中で見つめている家畜の鶏や家鴨、田畑に集まる野鳥たちを見続ける中で、それぞれが姿や大きさ、性格が違うというのを見抜いて、それでわざと同じ大きさや形にならないように刺繍したのではないか、と思ってます。
黒ザオ人はベトナム北部のホアビンやイェンバイに暮らしているそうですが、道路の整備や時代の変化の中でleggingを身につける必要性もなくなり、廃れつつあるもののようです。
by asiax
| 2010-04-17 18:30
| アジアのおみやげ