2006年 05月 03日
躾
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私はバリ島、ウブドの町を散歩していた。バリ建築独特の家の門の前で父親と3,4歳くらいの小さなお子さんとすれ違った。
その子が私にバイバイと手を振り、私もそれに答えた。
そのときだった。
父親は何かを子供に諭し、するとその子はバイバイと振る手を左から右にかえたのだ。
私はハッ、と気づき、私もあわてて右手にかえた。
この国では左手は不浄の手であり、相手に物を渡すとき、握手をするときは常に右手を使うのだ。左利きの私は常にそのことに注意を払っていたが、バイバイと振る手にまで気を使ったことはなかった。
私も子供の頃は左手で箸を持ったり、鉛筆を握ると母親からよく注意された。しかし、普段親の目の届かないそれら以外のことは、球を投げるときも鋏を持つときも常に左だ。
右手を使うための躾、そんなところにアジアらしさを感じる。
※写真はイメージです
その子が私にバイバイと手を振り、私もそれに答えた。
そのときだった。
父親は何かを子供に諭し、するとその子はバイバイと振る手を左から右にかえたのだ。
私はハッ、と気づき、私もあわてて右手にかえた。
この国では左手は不浄の手であり、相手に物を渡すとき、握手をするときは常に右手を使うのだ。左利きの私は常にそのことに注意を払っていたが、バイバイと振る手にまで気を使ったことはなかった。
私も子供の頃は左手で箸を持ったり、鉛筆を握ると母親からよく注意された。しかし、普段親の目の届かないそれら以外のことは、球を投げるときも鋏を持つときも常に左だ。
右手を使うための躾、そんなところにアジアらしさを感じる。
by asiax
| 2006-05-03 00:36
| インドネシア(バリ島)