2007年 03月 15日
いっぽ
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フィリピンのパラワン島、プエルトプリンセサの町。私は市場から見下ろせる港に向かって続くアスファルトを降りていく。
港につきあたったところでそのアスファルトは終わり、そこから海の上に架かる木道が続いていた。その先は海上生活者の集落だった。そのアスファルトと木道の境目に見えない境界線を感じていた。そこから先はそこに暮らす人以外の部外者を受けいれないような、そんな雰囲気に包まれていた。
行ってみたい、でも、ちょっと怖い。その境目で行くか戻るかしばらく躊躇していたが、橋のずっと先のほうに子供たちの姿が見えた。
子供たちのいる前で、誰も悪いことなんてできるはずがない。大丈夫だ。 私はガタガタの板の上を、ゆっくりと子供たちのほうへ向かって歩いていく。
通じ合わない言葉。それでも、出会えたことをお互い喜びあった。
首からぶら下げたカメラが、私たちを結びつける媒介となった。
別れ際、振り返ると夕日が子供たちのシルエットを浮かび上がらせた。
港につきあたったところでそのアスファルトは終わり、そこから海の上に架かる木道が続いていた。その先は海上生活者の集落だった。そのアスファルトと木道の境目に見えない境界線を感じていた。そこから先はそこに暮らす人以外の部外者を受けいれないような、そんな雰囲気に包まれていた。
子供たちのいる前で、誰も悪いことなんてできるはずがない。大丈夫だ。
通じ合わない言葉。それでも、出会えたことをお互い喜びあった。
別れ際、振り返ると夕日が子供たちのシルエットを浮かび上がらせた。
by asiax
| 2007-03-15 21:11
| フィリピン(パラワン島)