2006年 02月 24日
初めてのタイ
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初めてのタイ訪問は97年、NGOが主催する「山岳民族の村で農作業手伝い」というツアーだった。日本人の参加者は、母娘で参加した方や学校の先生、高校生、医学生、在日の方、キックボクサーと個性的なメンバー。過酷な体験になることが予想される中、女性参加者が多かったのは驚いた。
場所はチェンマイ近郊のカレン族の村。村に到着すると、
「普段こんなきれいな格好してないのに。」
と言って、現地コーディネーターの方が一人笑っていた。
高床式の集落には電気もガスも水道もなく、鶏や豚や犬が放し飼いされ、食事時、各軒先では踏み臼で脱穀するという原始的な村だった。タイムマシーンに乗ってやってきたようなタイムラグを感じた。
集落の広場の隅に集会場があり、そこが我々の宿泊所となった。その広場のベンチに子供たちが集まって好奇心旺盛な目で我々を見ていた。でも、普段村の子供たちが遊んでいる広場に我々がやってきて、ちょっと戸惑っていたのかもしれない、とも思った。村の人にとっても、NGOにとってもこのプログラムが初の試みで、緊張感に包まれていた。
by asiax
| 2006-02-24 22:09
| タイ