2009年 12月 03日
元陽発老猛経由金平行 その2
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老猛9時発金平行きのバスは、ほぼ定刻通りに出発した。
左手に栽培された麻や水田やバナナ畑を見ながら、苗人の子供たちや女性たちを幾度となく追い越していく。
右手には比較的大きな川があり、石畳の道はその流れに沿うようにして緩やかに下っていく。
途中通りかかった小さな村では、道沿いに市がたっていた。バスの車内から、手を伸ばせば手に届きそうなくらい間近に品物が並んでいる。
なんだ、まさかこんな快適なバスの移動になるなんて
と思ったのも出発して30分ほど。やがて川の合流地点で本流に注ぎ込む支流にバスが進路をかえると、道幅は狭くなり、急斜面をぐんぐん上りはじめた。
何度となくがけ崩れの起きた場所で土砂を避けるように進む。向かい側からやってきたトラックとヘアピンカーブですれ違うと、かろうじてすれ違えそうな待避所までゆっくりとバックしていく。私の目線のすぐ下に深い谷が落ちている。
あー、やっぱりね
自分が予想していた通りになってきた。
徐々に高度を上げ、やがて霧の中に入ると生暖かった風はひんやりとしてきた。そんな中、人々の民族衣装にも変化が現れてきた。
冷たい雨が降りはじめると、視界が開けた感じの高原のような場所にでた。
道は最高地点に達したのだろうか。上り一辺倒だった道が、今度は徐々に下りはじめた。
正午過ぎに商店街の並ぶ小さな町に入ってきた。それでも、老猛をでてからここが一番の大きな町だ。ここで昼食タイムとなり、バスはしばらく停車することになった。
私はバスで移動中に何度か目にした紫色の民族衣装を扱う仕立て屋を見つけ、指差し会話帖を使って何人か尋ねると、「ハニ人です。」と店の人が答えた。
元陽で見たハニ人とは色もデザインも違っていて、同じ民族でも地域によってこんなにも変わるということが意外だった。
これから向かう金平では、どのような民族と出会えるのだろうか。またじわじわと期待が膨らんできた。
途中通りかかった小さな村では、道沿いに市がたっていた。バスの車内から、手を伸ばせば手に届きそうなくらい間近に品物が並んでいる。
なんだ、まさかこんな快適なバスの移動になるなんて
自分が予想していた通りになってきた。
徐々に高度を上げ、やがて霧の中に入ると生暖かった風はひんやりとしてきた。そんな中、人々の民族衣装にも変化が現れてきた。
冷たい雨が降りはじめると、視界が開けた感じの高原のような場所にでた。
道は最高地点に達したのだろうか。上り一辺倒だった道が、今度は徐々に下りはじめた。
正午過ぎに商店街の並ぶ小さな町に入ってきた。それでも、老猛をでてからここが一番の大きな町だ。ここで昼食タイムとなり、バスはしばらく停車することになった。
私はバスで移動中に何度か目にした紫色の民族衣装を扱う仕立て屋を見つけ、指差し会話帖を使って何人か尋ねると、「ハニ人です。」と店の人が答えた。
これから向かう金平では、どのような民族と出会えるのだろうか。またじわじわと期待が膨らんできた。
by asiax
| 2009-12-03 20:57
| 中国(雲南省)