2010年 10月 06日
ランテン人とのであい
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ルアンナムターの目抜き通りをまっすぐ北に進む。
やがてムアンシンとウドムサイの分岐点が近づくにつれ、正面の黒い集団が確かな輪郭をともなって見えてきた。
深い藍の衣装、独特のヘアースタイル、脚に巻いたレギンス。
ランテン(ヤオ)と呼ばれる民族だ。
9年過ぎた今も、こんな町の近くで彼らの姿を見られるとは思ってもいなかった。
- サバイディ(こんにちは)-
そう言うと、やさしい笑顔で挨拶を返してくれた。
- バーンナムディ(ナムディ村に行きます)-
と言うと、女性たちが「あっちだよ」、と一斉にウドムサイ方面を指差した。
「・・・ナームトック・・・」
相手の話してくる言葉の「滝」という言葉だけが聞き取れた。確かに、私がゲストハウスでもらったエリアマップにもwaterfallと記載されている。
まだ自分の記憶にわずかに残っているタイ語で、カタコトながらやりとりできた。(タイ語とラオ語は似ているので、私が話せる程度の低いレベルであれば相手に十分通じる。)
- ターイループダイボー(写真撮ってもいいですか)? -
無理を承知で尋ねると、意外にもあっさりと
「ダーイ(いいですよ)。」
と答えが返ってきた。
9年前はカメラを向けたら相手が逃げてしまったり、下を向いてうつむいてしまったり、なかなか写真を撮らせてもらえなかった。少数民族の人は特にそうで、まだ小さな子供に「ノーマネー、ノーフォト」と言って抵抗されたこともあった。そのために私のラオスの写真は、他の国のものに比べて人物写真が少ない。
そして今回、私のほうが緊張してしまって、相手にどうしてもあと一歩が踏み込めなかった。
やがてムアンシンとウドムサイの分岐点が近づくにつれ、正面の黒い集団が確かな輪郭をともなって見えてきた。
深い藍の衣装、独特のヘアースタイル、脚に巻いたレギンス。
ランテン(ヤオ)と呼ばれる民族だ。
9年過ぎた今も、こんな町の近くで彼らの姿を見られるとは思ってもいなかった。
- サバイディ(こんにちは)-
そう言うと、やさしい笑顔で挨拶を返してくれた。
- バーンナムディ(ナムディ村に行きます)-
と言うと、女性たちが「あっちだよ」、と一斉にウドムサイ方面を指差した。
「・・・ナームトック・・・」
相手の話してくる言葉の「滝」という言葉だけが聞き取れた。確かに、私がゲストハウスでもらったエリアマップにもwaterfallと記載されている。
まだ自分の記憶にわずかに残っているタイ語で、カタコトながらやりとりできた。(タイ語とラオ語は似ているので、私が話せる程度の低いレベルであれば相手に十分通じる。)
- ターイループダイボー(写真撮ってもいいですか)? -
無理を承知で尋ねると、意外にもあっさりと
「ダーイ(いいですよ)。」
と答えが返ってきた。
9年前はカメラを向けたら相手が逃げてしまったり、下を向いてうつむいてしまったり、なかなか写真を撮らせてもらえなかった。少数民族の人は特にそうで、まだ小さな子供に「ノーマネー、ノーフォト」と言って抵抗されたこともあった。そのために私のラオスの写真は、他の国のものに比べて人物写真が少ない。
by asiax
| 2010-10-06 20:47
| ラオス