2006年 03月 28日
雨宿り
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東南アジアのたびで、雨に濡れるのが好きだ。昼も夜も、そして1年中暑い日々が続くアジアの町中で雨が皮膚に触れると、蒸発するときに生じる気化熱によって肌の体温が奪われる。その感覚が心地よい。
はじめてのベトナムも毎日雨だった。少々の雨なら歩いていたが、激しさを増すと軒先に入り現地の人々と同じようにして止むのを待った。目の前を自転車に乗ったアオザイの女性やシートをかぶせたシクロが雨に濡れながら通りすぎていく。雨宿りをしている店の人が外人である私に気づくと、椅子を用意してくれたり中に招いてくれた人もいた。旅行前、「ベトナム人はすぐにぼる。」と本や雑誌で何度も目にし、とても不安を抱いていたので、そんな小さなやさしさがうれしかった。
はじめてのベトナムは、いくつものやさしさに包まれて終わった。
はじめてのベトナムも毎日雨だった。少々の雨なら歩いていたが、激しさを増すと軒先に入り現地の人々と同じようにして止むのを待った。目の前を自転車に乗ったアオザイの女性やシートをかぶせたシクロが雨に濡れながら通りすぎていく。雨宿りをしている店の人が外人である私に気づくと、椅子を用意してくれたり中に招いてくれた人もいた。旅行前、「ベトナム人はすぐにぼる。」と本や雑誌で何度も目にし、とても不安を抱いていたので、そんな小さなやさしさがうれしかった。
はじめてのベトナムは、いくつものやさしさに包まれて終わった。
by asiax
| 2006-03-28 20:36
| ベトナム