2011年 11月 19日
ルアンナムター行きバスにて
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朝8時前、ウドムサイのバスターミナルに到着し、ルアンナムター行きのバスに乗り込むと、出発まで30分以上あるというのに、もう席はすべて埋まっていた。
しょうがないな、と一度バスを降りようとすると、通路側の席についた若い女性が横にどうぞ、という感じで私を招いた。
色白で、ラオスの女性とはあきらかに違う表情をした彼女は、ベトナム系の女性だと思った。
ラオスにはビジネスチャンスを求めてベトナム人が流入し、ウドムサイの町中でも、美容院やバイク修理の店などで、ベトナム表記の看板を何度か目にしていた。
とてもきれいな人だった。
彼女と一緒にルアンナムターまで行けるのなら、4時間なんてあっという間だろう。
ただ、彼女の横には、あきらかに彼女のものとは思えない荷物が置いてあった。
- コープチャイ (ありがとう)-
と言って、私は一度バスを降り、ターミナルのベンチに腰掛けて出発まで待つことにした。

出発が近づいてバスに乗り込むと、案の定、彼女の横には若い男性が座っていた。
迷うこともなく、私は通路においてある荷物の上に腰掛けた。
しばらくすると、女性が前の座席の人に席を代わってほしいと頼んで、席を移動してしまった。
横に座っていた男性はそんな悪い感じに見えなかったし、私のようなおじさんに比べたらずっといいと思うのだけれど。

バスは順調に進む。
そんな当たり前のことが、10年前は当たり前ではなかった。
バスの車内は人と物でぎゅうぎゅうづめ。足元は、乗客が食べた後の果物の皮やひまわりの種かす、唾で汚れ放題。そしてなぜか子犬もいた。
ほとんど手入れされていないアスファルトは剥がれまくり、大きな陥没で何度も腰が浮き上がるほどに飛び跳ねた。
今は道路も整備され、激しい振動に見舞われることもなく、車内もシートには座れなかったものの、足を伸ばせるほどに余裕がある。

山あいで野菜を売る露天が出ているところでバスは停止した。
その場で収穫されたばかりのものが並んでいる。
乗客たちはそこで、しばしの買い物をする人、タバコで一服する人、そこいらで用を足す人、それぞれに一息ついていた。

やがて中国国境ボーテンと、ルアンナムターの分岐点にやってきた。
そう、2010年、私は中国、昆明からバスで南下し、国際バスで国境を越え、ルアンナムターに向かったのだ。
今年、私はタイ、チェンライから北上し、ここまでやってきた。
2年越しで中国、ラオス、タイ縦断旅行を果たしたのだ。
そして再びルアンナムターに戻ってきた。
昨年であった人と町中でばったりすれ違ってしまうのではないかと、なんかちょっぴりくすぐったいような恥ずかしさが、私の心を揺さぶった。
しょうがないな、と一度バスを降りようとすると、通路側の席についた若い女性が横にどうぞ、という感じで私を招いた。
色白で、ラオスの女性とはあきらかに違う表情をした彼女は、ベトナム系の女性だと思った。
ラオスにはビジネスチャンスを求めてベトナム人が流入し、ウドムサイの町中でも、美容院やバイク修理の店などで、ベトナム表記の看板を何度か目にしていた。
とてもきれいな人だった。
彼女と一緒にルアンナムターまで行けるのなら、4時間なんてあっという間だろう。
ただ、彼女の横には、あきらかに彼女のものとは思えない荷物が置いてあった。
- コープチャイ (ありがとう)-
と言って、私は一度バスを降り、ターミナルのベンチに腰掛けて出発まで待つことにした。

出発が近づいてバスに乗り込むと、案の定、彼女の横には若い男性が座っていた。
迷うこともなく、私は通路においてある荷物の上に腰掛けた。
しばらくすると、女性が前の座席の人に席を代わってほしいと頼んで、席を移動してしまった。
横に座っていた男性はそんな悪い感じに見えなかったし、私のようなおじさんに比べたらずっといいと思うのだけれど。

バスは順調に進む。
そんな当たり前のことが、10年前は当たり前ではなかった。
バスの車内は人と物でぎゅうぎゅうづめ。足元は、乗客が食べた後の果物の皮やひまわりの種かす、唾で汚れ放題。そしてなぜか子犬もいた。
ほとんど手入れされていないアスファルトは剥がれまくり、大きな陥没で何度も腰が浮き上がるほどに飛び跳ねた。
今は道路も整備され、激しい振動に見舞われることもなく、車内もシートには座れなかったものの、足を伸ばせるほどに余裕がある。

山あいで野菜を売る露天が出ているところでバスは停止した。
その場で収穫されたばかりのものが並んでいる。
乗客たちはそこで、しばしの買い物をする人、タバコで一服する人、そこいらで用を足す人、それぞれに一息ついていた。

やがて中国国境ボーテンと、ルアンナムターの分岐点にやってきた。
そう、2010年、私は中国、昆明からバスで南下し、国際バスで国境を越え、ルアンナムターに向かったのだ。
今年、私はタイ、チェンライから北上し、ここまでやってきた。
2年越しで中国、ラオス、タイ縦断旅行を果たしたのだ。
そして再びルアンナムターに戻ってきた。
昨年であった人と町中でばったりすれ違ってしまうのではないかと、なんかちょっぴりくすぐったいような恥ずかしさが、私の心を揺さぶった。

by asiax
| 2011-11-19 17:25
| ラオス










