2017年 02月 22日
チン州のナショナルデイ
|
2月20日はミャンマー西部、チン州のナショナルデイで、ヤンゴンのアロン地区にある教会の施設でイベントが開催された。
これが今までに見たシャン人の新年の祭りやカイン(カレン)人の新年の祭りとはガラッとかわった、民族色あふれた雰囲気で、取材にきたテレビのカメラや報道カメラもかなりの数に。
私たちはチン州に暮らす民族をチン族と総称して呼んでいるけれど、実際はファラム、ミンダッ、ティディム、レイトゥー、ハカ、アショー、カミという民族に分かれ、さらにそれぞれの民族の中にいくつかのグループがあって、集まった人たちの民族衣装からも多様性が垣間見れる。
民族衣装も伝統的な衣装を受け継いだものや、女性は現代風にミニスカートや、ミャンマー人が着用するロンジーに仕立てられたもの、男性はスーツのような襟付きシャツに仕立てられたものなどがあり、イベントに集まった人たちも、スカーフ、頭被布など何かしらの形で民族の布をまとっている。
写真の女の子たちはおそらくアショー人。サイドの二人は伝統的な衣装なのに対し、真ん中の二人は新世代の衣装。
伝統というのは、昔のものを引き継ぎながらも時代にあわせて変えていくものだと思うし、何も変えずに受け継ぐ伝承とは違うので、どんな形であれ織りの技法や伝統模様が受け継がれてほしい。
ステージでは各民族のダンスパフォーマンスがあって、それらが私が今まで見てきたタイやミャンマー東部シャン州の、手の先まで神経の行き届いたダンスとは違い、鳥の羽ばたきや獣の動きを模したようなダンス、狩猟や決闘をイメージさせるダンスなど野趣的なものだった。
バンブーダンスで会場のボルテージも上がってきて、これが正面からだと踊っているだけに見えるけれど、横から見るとバンブーに挟まれないようリズムをとりながらうまく踊っている。
また、民族衣装のファッションショーでさらにヒートアップ。
その後のミュージシャンのコンサートで停電になり、そこでも大盛り上がり。
13時から18時半まで、ご飯を食べるのも忘れるほどに楽しめた半日でした。
伝統というのは、昔のものを引き継ぎながらも時代にあわせて変えていくものだと思うし、何も変えずに受け継ぐ伝承とは違うので、どんな形であれ織りの技法や伝統模様が受け継がれてほしい。
13時から18時半まで、ご飯を食べるのも忘れるほどに楽しめた半日でした。
by asiax
| 2017-02-22 18:50
| ミャンマー(ビルマ)