2006年 11月 13日
水路沿いの集落にて
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2002年にボゴールに来たとき、「Kampung(いなか)に行きたい」と言って友人に紹介してもらったこの場所は、今回どうしても行きたかった場所のひとつであり、私のボゴールでの秘密の場所。
駅をでてタマントピの公園に向かって歩き、つきあたりを右に曲がり、線路を渡ってすぐの道を左に入る。少し歩くと右手に川が見え、川へと降りる歩道を下り、水路に沿って散策開始。
ゆっくり歩きながら写真を撮っていると、少女たちが興味深そうに私を眺めているので、デジカメで撮ってあげた。
「うちの家の上の階は見晴らしがいいんだよ。そこで写真を撮りなさいな。」
というようなことをその家の人がジェスチャーを交えながら私を手招きして呼び寄せた。遠慮なくお邪魔して、その家のお子さんについて上の階にあがり、バルコニーにでると、見事なまでのパノラマが広がっていた。熱帯の国にいるのに、鳥肌が立った。
水路の上のほうからも手招きする人がいた。彼は私のところまで降りてきて家を案内してくれた。そこはアパートメントのようだった。そしてテーブルの上にはベールをまとった恋人の写真。
彼はジョグジャカルタの出身で、コンピュータとその付属品販売の仕事で単身、ここで暮らしているという。 「バイクもコンピュータも日本製はバグース(良い)ね。」
彼は親指を立てながらいった。断食明けの休日はこの日までで、翌日から仕事らしい。
「おーい、こっちにおいでよ。」
水路の向かいからおじさんが声をかけてきた。私は近くの橋を渡ってその家にお邪魔する。幼い娘さんが怖がって逃げてしまった。
「あー、この辺はよく外人ツーリストが通るよ。こないだオーストラリア人が来てね、彼は2度目なんだけど、今回はフィアンセを連れてきたんだよ。あなたも今度来るときはいい人連れてきなよ。あー、俺がインドネシアの女性を紹介してもいいぞ。」
インドネシア語はよく分からないので憶測の部分もあるけれど、こんな話だったと思う。ボゴールを訪れる外人ツーリストは少ないので、おじさんがいうほどの人はこないと思うけど、この場所を見つけて、この風景に興味を持つ人がいるということを私はうれしく思った。
またいつかきっとここを訪れて、人と出会い、写真を撮るだろう。ここは私のフィールドワークになりそうだ。
駅をでてタマントピの公園に向かって歩き、つきあたりを右に曲がり、線路を渡ってすぐの道を左に入る。少し歩くと右手に川が見え、川へと降りる歩道を下り、水路に沿って散策開始。
ゆっくり歩きながら写真を撮っていると、少女たちが興味深そうに私を眺めているので、デジカメで撮ってあげた。
「うちの家の上の階は見晴らしがいいんだよ。そこで写真を撮りなさいな。」
というようなことをその家の人がジェスチャーを交えながら私を手招きして呼び寄せた。遠慮なくお邪魔して、その家のお子さんについて上の階にあがり、バルコニーにでると、見事なまでのパノラマが広がっていた。熱帯の国にいるのに、鳥肌が立った。
水路の上のほうからも手招きする人がいた。彼は私のところまで降りてきて家を案内してくれた。そこはアパートメントのようだった。そしてテーブルの上にはベールをまとった恋人の写真。
彼はジョグジャカルタの出身で、コンピュータとその付属品販売の仕事で単身、ここで暮らしているという。 「バイクもコンピュータも日本製はバグース(良い)ね。」
彼は親指を立てながらいった。断食明けの休日はこの日までで、翌日から仕事らしい。
水路の向かいからおじさんが声をかけてきた。私は近くの橋を渡ってその家にお邪魔する。幼い娘さんが怖がって逃げてしまった。
インドネシア語はよく分からないので憶測の部分もあるけれど、こんな話だったと思う。ボゴールを訪れる外人ツーリストは少ないので、おじさんがいうほどの人はこないと思うけど、この場所を見つけて、この風景に興味を持つ人がいるということを私はうれしく思った。
またいつかきっとここを訪れて、人と出会い、写真を撮るだろう。ここは私のフィールドワークになりそうだ。
by asiax
| 2006-11-13 22:41
| インドネシア(ジャワ島)